診療科・部門
掲載日 : 2021年01月25日
診療科 <歯科口腔外科>
概要・特色
歯科口腔外科は、全身的な疾患を持つ方や一般歯科では治療困難な方を中心に歯・顎・口腔領域の病気を治療するところです。当科では口腔外科的疾患を主に治療するため病診連携をおこなっており、一般歯科治療は基本的にはかかりつけ医で診ていただいています。当科だけでは治療困難な症状の場合は他の診療科と密に連携をとり治療を進めていきます。 また全身麻酔の手術を受ける方やがん治療をされている方には、肺炎や粘膜炎を予防・軽減するために口腔ケアを行っています。
診療内容
口の中や顎の周りが腫れて痛い、口の中がただれて痛い、顔や顎を打ってかみ合わせがずれた感じがある、口が開きにくくなった、口が閉まらないなどの症状がある場合、かかりつけ医や当科に一度ご相談ください。
埋伏歯
親知らずや過剰埋伏歯の抜歯をします。
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埋伏智歯
顎顔面外傷(顎骨骨折、歯の脱臼・破折、顔面裂傷など)
交通事故や転倒、転落などで顎の骨や歯が折れたりすることがあります。
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下顎骨骨折
嚢胞
顎の骨や唇などに袋状の病気ができるものです。
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含歯性嚢胞
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下口唇粘液嚢胞
歯性感染症
治療していない虫歯や、治療途中で放置した歯などが原因で起こる感染症です。部位によっては嚥下障害や呼吸苦が出ることがあります。
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顔面蜂巣炎
顎骨骨髄炎
顎骨の骨髄に炎症が起きる病気です。骨粗鬆症の治療やステロイド治療などをされている方は重症化することがあります。
腫瘍(良性腫瘍、口腔癌など)
口の中に2週間以上治らないただれや腫れ物ができた場合はご相談ください。
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エプーリス
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下顎歯肉癌
口腔粘膜疾患(ヘルペス、扁平苔癬、白板症など)
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白板症
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口腔扁平苔癬
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顎関節疾患(顎関節症、顎関節脱臼)

白板症

口腔扁平苔癬
口が開けにくい、顎の付け根や下顎の周りが痛む、口が閉まらなくなったなどの症状に対する治療を行います。
これらの他にも、心疾患、血液疾患あるいは肝疾患などで出血傾向がある方、抗凝固薬を服用中の方、あるいは糖尿病や高血圧の治療中で全身管理下での処置が必要な方などの抜歯や治療も行っています。
また、外傷で歯を失ったり歯茎が極度にやせ総入れ歯が合わない方などへのインプラント治療や、睡眠時無呼吸症候群のマウスピース治療もおこなっています。
診療実績
平成26年度の入院下治療総数は34例 全身麻酔手術は24例(腫瘍・嚢胞例12例、顎骨骨折5例、埋伏歯抜歯3例、顎骨骨髄炎4例) 親知らずの抜歯・嚢胞摘出などの外来症手術は年間約200例
スタッフ紹介
佐渡 友浩(さど ともひろ) | |
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診療科 | 歯科口腔外科 |
役職 | 歯科口腔外科主任医長 |
卒業年 | 平成15年 |
専門分野 | 一般歯科、口腔外科 |
資格・認定医 | 卒後臨床研修指導歯科医養成講習修了者 がん治療に関わる医師に対する緩和ケア研修会修了 日本静脈経腸栄養学会TNT修了 |
略歴 | 平成15年 広島大学 第一口腔外科 平成17年 中国労災病院 |
中瀬 洋司(なかせ ようじ) | ![]() |
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診療科 | 歯科口腔外科 | ![]() |
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卒業年 | 平成25年 | ||
専門分野 | 一般歯科、口腔外科 | ||
資格・認定医 | 歯学博士 がん治療に関わる医師に対する緩和ケア研修会終了 |
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略歴 | 平成25年 広島大学卒業 平成25~26年 広島大学病院,マツダ病院研修医 平成26年 広島大学 顎・口腔外科 |
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コメント | 地域の医療に貢献できるようがんばります。 |