麻酔科 ANESTHESIOLOGY

診療科 <麻酔科>

施設認定

日本麻酔科学会麻酔科認定施設
島根大学医学部附属病院麻酔科専門医研修プログラム基幹研修施設
平成28年度より広島大学病院麻酔科専門医研修プログラム研修施設に参加予定

概要

当院では、現在麻酔科指導医2名、麻酔科専門医1名、麻酔科認定医1名の4名で手術中の麻酔管理を中心に県北の急性期医療を支えるべく活躍しております。産科救急や脳神経外科救急は県北最後の砦として24時間365日いつでも対応出来る様に努力しております。その他、集中治療学会専門医の資格を生かした業務も行っています。

麻酔

平成26年の麻酔科管理手術症例数は1483症例で、心臓血管外科以外の麻酔管理を行っています。全身麻酔症例は1247症例、脊髄くも膜下麻酔・硬膜外麻酔・神経ブロックは236症例でした。

麻酔科管理手術では、必ず患者様お一人に対して麻酔科医1名が担当し、手術中の全身管理を行っています。
手術に先立ち、主任医長は、予定手術患者様の術前の情報を集め、手術予定日の2~6日前麻酔科外来で術前診察を行い、追加検査の有無や術前投薬の指示などを行っています。その上で手術の種類や全身状態に応じて適切な麻酔計画を立て、手術当日朝の手術室カンファレンスで提示しています。

麻酔科術前外来では、一人20分の時間を設け、「麻酔のしおり」を用いて術前から術後に渡るまで詳しく麻酔の説明をしております。疑問や不安を解消して安心して手術を受けて頂ける様に懇切丁寧に対応しております。麻酔科管理手術の多くは全身麻酔ですが、術後の鎮痛も考慮し、硬膜外麻酔を始めとする各種神経ブロックも併用し、術後鎮痛に積極的に関与しています。神経ブロックの適応のない患者様には、点滴から持続的に痛み止めを入れる様にしており、以前のように手術後の痛みを我慢する必要はなくなりました。

集中治療室

病床は4床で、集中治療学会専門医の資格を有する麻酔指導医を中心に重症患者様の全身管理を各科主治医と連携の下で行っています。
備北地域には、循環管理、人工呼吸管理、血液浄化療法、輸液管理、栄養管理など厳密な管理が必要となる重症患者様の受け入れ施設は限られており、当院では可能な限り受け入れ体制を整え、地域医療に貢献に出来る様努力しております。

スタッフ紹介

PROFILE
原木 俊明(はらき としあき)
診療科 麻酔科
役職 麻酔科医長
卒業年 平成13年
専門分野 麻酔科学
資格・認定医
麻酔科標榜医
日本専門医機構認定麻酔科専門医
日本麻酔科学会指導医・認定医
医学博士
略歴 平成13年 広島大学医学部卒業
広島大学医学部附属病院
広島市立安佐市民病院
医療法人あかね会土屋総合病院
広島大学病院
JA広島総合病院
コメント 安心して手術に臨んでいただけるように安全な麻酔・周術期管理を心掛けます。
PROFILE
松浪 勝昭(まつなみ かつあき)
診療科 麻酔科
役職 麻酔科医長
卒業年 平成17年
専門分野 臨床麻酔 覚醒下における脳神経外科手術の麻酔管理
資格・認定医
日本麻酔科学会麻酔科専門医・指導医
麻酔科標榜医
AHA BLSコース・AHA ACLSプロバイダーコース修了
卒後臨床研修指導医養成講習修了者
がん診療に関わる医師に対する緩和ケア研修会修了
日本専門医機構認定麻酔科専門医
略歴 平成17年   愛知医科大学医学部医学科卒業
平成17年4月  市立三次中央病院初期研修医
~平成19年3月
平成19年4月  市立三次中央病院麻酔科レジデント
~平成22年7月
平成22年8月  広島大学病院麻酔科医科診療医
~平成25年3月
コメント 生まれ故郷として三次には特別な思いがあります。外科医療の担い手として地域医療を支えていく所存です。
松浪 勝昭Dr
PROFILE
塚本 万瑠美(つかもと まるみ)
診療科 麻酔科
卒業年 平成30年
略歴 広島大学医学部 卒業
平成30年4月 呉医療センター・中国がんセンター 初期研修医
平成31年4月 広島大学病院 初期研修医
令和  2年4月 広島大学病院 麻酔科
令和  3年4月 広島市立安佐市民病院 麻酔科
コメント 三次の医療に貢献できるように頑張ります。
PROFILE
小早川 亮太(こばやかわ りょうた)
診療科 麻酔科
卒業年 平成31年
資格・認定医 麻酔科標榜医
日本周術期経食道心エコー認定試験合格
略歴 平成31年4月 JA尾道総合病院 初期研修医
令和  3年4月 広島大学病院 麻酔科
令和  4年4月 JA広島総合病院 麻酔科
PROFILE
島津 千紗(しまず ちさ)
診療科 麻酔科
卒業年 令和3年
略歴 広島大学病院 初期研修医
広島大学病院 麻酔科
コメント 三次地域の医療に貢献できるよう精進して参ります。