病院の概要

病院長あいさつ


  • 市立三次中央病院長 永澤 昌

― コロナ禍における日常でお互いが支え合う三次でありたい ―

9月に入り全国的にも落ち着きかけている新型コロナウイルス感染症です。三次市では、5月1日以降にPCR陽性者は出ていません。とはいっても数年はWith(ウィズ)コロナ対策が必要です。 感染症への怖れから医療機関への受診控えがいまだに続いており、今回は「正しく怖れ」ながらも、市民の方々の健康管理に配慮する立場からの意見を述べたいと思います。

現在の感染疑いの方の対応

三次地区医師会と市立三次中央病院との強固な連携により「発熱外来(帰国者・接触者外来)」を継続し、三次市でのPCR検査は当院のみで一括して行っています。ドライブスルーで迅速に終える体制となっており、来院者とまったく交差しないように行います。PCR検査は、かかりつけ医、診療所他医療機関からの予約で行っており、8月末で、通算での実施件数が千件を超えています。

受診控えの現状

4月21日に発熱外来を設置したころから、受診患者数の減少が続いていて、感染症の出る前と比較して約6割程度の患者数になりました。特に、小児科、耳鼻科、歯科などは5割程度になってしまいました。8月からはやや回復傾向にありますが、それでも約7割程度です。心配なことは、定期検査・受診の必要な方で、9月になっても薬処方のみを希望されて電話再診をされている方がおられることです。 もう普通に診療所、病院にかかってください。ただし、マスクはつけてください。

正しく怖れる

三次介護クラスターを私たちは経験しました。分かったことは、しっかり感染防御をしていた方には発症者がいなかったことです。具体的には、「マスク着用と手指消毒をしていること、声を上げて対面での長話をしないこと」です。 今、医療機関、介護施設だけでなく、どの店舗においても感染対策ができています。 この「With(ウィズ)コロナの日常(体制)と意識」を継続することが大事です。その上で、普通の日常生活を、そしてかかりつけ医を持っての健康管理と医療機関への定期受診を行っていただき、地域医療をみんなで支えていきたいものです。

迅速で正しい情報を全体で共有する体制づくり

4月の新型コロナウイルス感染症第1波では、介護サービスの萎縮が起こりました。また、情報が届かないこと、および知識がないことによる過剰な防衛反応から、いろいろな場で「誹謗中傷」が起こりました。第1波の経験から私たちが学習したことは、医療関係、介護関係だけでなく、行政、保健所、消防、警察、他のあらゆる部門で「情報が共有され、正しい情報が迅速に市民の皆さまに発信され、正しく対応できる体制」となることが必要であるということです。今や、ほぼそのための連携ネットワークができてきたと言えますのでご安心ください。

最後に

With(ウィズ)コロナで大切なことは、「敵はウイルスであり、人ではない」ということです。  感染症にかかる人もいれば、なんともない人も日常にいる。お互いがお互いを尊重し支え合う三次でありたいし、そうしなければなりません。
(2020年9月3日脱稿)

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