初期臨床研修 CLINICAL TRAINING

初期臨床研修

医師の第一歩を、プライマリ・ケアと地域医療の最前線で研修しませんか!
最先端医療と魅力ある研修システムが快適な環境であなたを待っています!!

Ⅰ 医学生の皆様へ  ~指導医からのメッセージ~

副院長・臨床研修指導責任者 立本直邦
当院の臨床研修(初期・後期)はきめ細やかな研修内容の評価を行うこと、そしてその結果に応じて研修プログラムの変更を行うことが特徴です。研修医のための研修とするための努力を惜しまず、また人を育成できる病院が今後成長できる病院と確信しての方針です。
臨床研修指導責任者は、全国の臨床研修指定病院を定期的に視察見学(行脚)しています。よりよい研修システムを取り入れながら進歩しているのも当院の臨床研修の特徴です。
快適な自然環境の中で、多くの症例が経験できる当院で一緒に学んでみませんか。

副院長・臨床研修指導責任者 立本直邦

Ⅱ 市立三次中央病院について

地域及び当院の特長

市立三次中央病院は、広島県北部・中国地方の真ん中の都市である三次市(人口4万9千人)にあり、多くの自然環境と神楽などの伝統文化が織りなす地域の絆の強い地域です。三次市は各種の住みよさランキング調査で常に上位にランクされ、出生率も高く子育て環境や医療・福祉などが充実していると評価されています。
その地域医療の要となっているのが当院で、広島県備北2次医療圏の拠点病院として島根県南地域から広島県北地域の住民約15万人から、医療の最後の砦としての期待を担っています。
また、 PET-CTやMRI(3.0T)、320列CTなど最新の医療機器を導入し、地域がん診療拠点病院としての機能を高めるとともに、病院・病診連携や緩和ケアなどの充実にも取り組んでいます。

沿革

当院は昭和27年6月に広島県双三郡の各町村により設立され、開設以来60年以上の歴史と伝統があります。平成6年に現在の場所に新築移転されました。平成5年には「自治体立優良病院」・平成6年には優良病院として「自治大臣表彰」を受賞しています。病院機能の指定としては,昭和40年に救急告知医療機関の指定を受けて以降、災害拠点病院、地域周産期母子医療センター、臓器提供施設認定、小児救急医療拠点病院、地域がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院などに指定されています。

市立三次中央病院
市立三次中央病院

当院の現況

【病床数】
一般病床 350床(内53床は地域包括ケア病棟(閉鎖中),4床は2階・ICU病棟)

【標榜診療科】
内科 消化器内科 循環器内科 呼吸器内科 糖尿病・代謝内分泌内科 腎臓内科 小児科 外科 消化器外科 乳腺外科 呼吸器外科 整形外科 形成外科 脳神経外科 皮膚科 泌尿器科 産婦人科 眼科 耳鼻咽喉科 麻酔科 歯科口腔外科 放射線治療科 放射線診断科 緩和ケア内科 リハビリテーション科 リウマチ・膠原病科 血液内科 救急科 病理診断科

【当直体制】
一次救急を三次地区医師会が運営する三次市休日夜間急患センターが担い、二次救急を当院が担っています。なお、当院は小児救急医療指定病院に指定されており、小児救急については当院が24時間体制で担っています。当直(救急)体制は、内科系医師1名・外科系医師1名・小児科医1名・(産婦人科医は拘束1名)及び看護師3~4名、薬剤師1名、臨床検査技師1名、放射線技師1名となっています。

当院の主なデータ(令和4年度)

【がん関連】

がん手術件数 外来化学療法実数 リニアック件数
826件 3,079件 2,939件


【救急関連】

救急患者総数 時間外救急患者数 救急車搬送患者数 小児科救急患者数
10,443名 8,524名 3,807名 2,357名

【地域連携】

紹介率 逆紹介率
65.8% 113.3%

【その他】
1日平均入院患者数:203人(病床稼働率:62.4%)
1日平均外来患者数:658人
平均在院日数(一般):一般病棟 12.7日  地域包括ケア病棟 6.7日
救急外来件数(年間):10,443件
手術件数:2,492件
分娩数:391件

Ⅲ 研修プログラムの方針及び特徴

医師数89名(初期研修医含む) でお互いの顔がわかり、診療科の垣根が低く気兼ねなく相談できる風土があります。また、10年目以下の若い医師も多いのが特徴と考えます。専門指導医と直接の上級医との屋根瓦式の指導が行える陣容が整っています。

基本理念と基本方針

■基本理念
全人的医療を行える知識・技能・態度を習得し
地域医療を担えることのできる医師を育成します。

■基本方針
1.一人ひとりの患者と向き合う医療を行う。
2.プライマリ・ケアを身につける。
3.多くの症例を経験し医療人としてのスキルを身につける。
4.医療の知識・技能の成長とともに人間性を磨く。
5.多職種によるチーム医療のリーダーとなれる素養を身につける

特徴

1.地域医療に貢献できる良い臨床医を育てることを臨床研修の目的とし、そのために、研修医数を1学年5名に絞って、濃厚な研修を行っています。
2.学会研修補助・資格研修補助の予算をしっかり確保しています。特に、自らの口演やチーム医療・委員会活動には制限なく全額を補助します。 論文作成に必要な費用も補助します。
3.月1回の臨床研修指導責任者による、研修医ヒアリングを行いながら、プログラムと研修環境の整備・改善を迅速に行います。
4.教育的活動を積極的に援助します。全国レベルの院外研修にも当院医師や他メディカルスタッフが講師として招聘されています。
5.年度末の研修では、協力型病院PGの研修医も、CPC(臨床病理検討会)に参加します。
6.新しい医療機器の積極的な整備を行っており、またIT関連機器を豊富に揃えて救急と高度医療に対応しています。
7.医師全員にiPadを貸与します。これによる電子カルテ閲覧、UpToDateが利用できます。

定員・選考方法

定員は1学年5名を原則としています。
選考方法は、面接と小論文で行います。

臨床研修スケジュール

(研修プログラム・スケジュールは、毎月のヒアリングを行いどんどん変更します。)

研修プログラム詳細(PDF)

評価方法

あらかじめ設定された研修目標と評価チェックリストに基づき研修医が自己評価を行うとともに、指導者(指導医・看護師・技師・事務員、他)が研修医の他者評価を行う。これらに基づき臨床研修評価専門委員会で審議し、最終評価を行う。
本プログラムの目標を達成したと考えられる研修医には研修修了書を交付する。

Ⅳ 研修体制

教育体制

臨床研修指導責任者 立本 直邦
臨床研修指導責任者の役職 副院長、外科医長、救急診療科医長
指導医講習会修了医師数 33名(常勤医師数80名)
図書室 有、メディカルオンライン、UpToDate利用可
IT環境 iPad(電子カルテ閲覧可能)・パソコン貸与
学会・研究会等への旅費 全額支給(制限なし)、論文作成費用も全額補助

処遇及び身分

1 身分 臨床研修医(任用職員)
2 報酬 月額 550,000円程度(諸手当含む)
賞与 年2回(1年次2.86ヶ月分/年・2年次4.4ヶ月分/年)
3 勤務時間 午前8時30分から午後5時00分(休憩45分)
4 休暇 土曜日、日曜日、祝祭日及び12月29日~1月3日(年末年始休み)
年次有給休暇 1年次 15日,2年次 20日
夏季休暇(3日)、リフレッシュ休暇(2日)など
5 時間外勤務及び当直 当直時指導医とともに救急車対応、Walk-in患者対応
1年次-セカンドコールとして当直医の指導下に診察
2年次-Walk-in患者をファーストコールとして診察し、当直医に報告
回数-平日週1回、土日祝日は月1回
(ただし小児科及び産婦人科研修中はセカンドコール)
6 宿舎 医師住宅・駐車場あり(自己負担額10,000円)
7 保険 地方公務員共済

Ⅴ 初期臨床研修医の募集

募集要領

1. 採用予定数 5名(初期臨床研修医1年次)
2. 応募資格 令和6年医師国家資格試験合格見込者
3. 出願期間 随時
※試験に係る詳細については、個別に連絡させていただきます。
担当窓口 病院企画課 病院企画係
4.申込先 〒728-8502 広島県三次市東酒屋町10531番地
市立三次中央病院 病院企画課
TEL 0824‐65‐0101 FAX 0824‐65‐0150
E‐mail byouinkikaku@city.miyoshi.hiroshima.jp
5. 出願書類 履歴書(写真添付) 1通
臨床研修医申込書(所定)1通 [下記よりダウンロードできます]
卒業見込証明書 1通
6. 試験日 随時(応相談)
7. 試験場所 市立三次中央病院 会議室
8. 選考方法 小論文・面接
9. 採否 選考結果による

 

※病院見学は随時実施しています。本ホームページ「見学情報」から申し込まれるかお電話してください。
申込書は下記よりダウンロードしてください。